STBってあまり聞き慣れない言葉だと思いますが、簡単に説明するとインターネット回線を使ってテレビ番組を見る装置のことです。当地方では数年前に地元TV局が見られない対策としてSTBを使った実証実験をして良好な結果を得たのですが、放送権利を持つ民放連の反対に遭って、正式化を断念… 今は形を変えて実験を続けています。
私も業務で一応担当をしているので、せめて実物を設置して番組を見ようと、今日夜からSTB設置作業をしました。設置作業は簡単なもので30分少々で出来たのですが…
ここからが難点です。
1)本体にマニュアルがついていない
私が借りたSTBだけなのでしょうか? 全く知らない人なら、まず設置作業はできないと思います。
2)設定方法が難しい
インターネット接続により番組を見るため、パソコンのインターネット接続と同じ設定をしなければならないのですが、設定に使うリモコンの操作が妙に複雑&難しい… 万人向けではないので、今後の改良が必要ですね。
3)やたらとボタンの多いリモコン
とにかくボタンの数が多く、整理しないと実用化にはほど遠い状態ですね… もっとボタンを必要最小限にして、子供からお年寄りまで使えるようにしてほしいですね。
…と文句ばかり書きましたが、STBを使ったTV視聴は山間地の地上デジタル放送受信にもつながることなので、正式化&普及に進むよう、メーカーの皆さんに奮起を期待します(微笑)
(追伸)
ところで個人的な意見ですが、何故民放連は放送の権利を前面に出して主張するのでしょうか? 放送の権利があるなら義務もあるはず。TV局の放送を見たいという人々のためにありとあらゆる努力をする義務があることを忘れてほしくないです。