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最後まで“田中流”一般開放した知事室に数百人殺到

「脱ダム宣言」など独自の政策で注目を集めた長野県知事の田中康夫氏(50)が31日、任期満了で退任した。「ガラス張り知事室」を初めて一般開放するなど、最後の日まで“田中流”を貫いた。(Yahoo!ニュースより)

 私も県民の一人ですが、色々なしがらみがあってこの手のことは書けませんでしたが、今日は最後ということですので感想と思った事をちょっと書きますね。


 県外の皆さんから見れば改革を進めてきた優秀な人物、という捉え方がされているようですが、実像は大幅に違います。確かに旧来の古い制度を”壊し”、新しいものを”創る”という考え方は私も共感できたのですが、いざ蓋を開けてみるとこの6年間は”壊す”ばかりで、”創る”ことはほとんど無かったと思います。
 また、政策を実行するための要である組織と人間関係も”創る”ことはなく、”壊す”ばかりでした。頻繁な人事異動や方針がコロコロ変わる状態が続いたがために、組織を辞めたり、命を落とした人が何人もいたそうです。

 どんなに立派な考え方を持っていても、それを実行に移せなければ何の価値もありません。結局、この6年間は考え方ばかりが先行して、目に見える成果が残せなかった期間だった…と私は思います。

 もう強いパフォーマンスや自己主張は必要ありません。新知事には一刻も早く、組織と人間関係の立て直しを図り、山積している諸問題に取り組んで成果をあげてほしいと思います。

 ※しかし、人間関係の立て直しは本当に難しいと思いますね。私も経験がありますが、一旦壊れた人間関係はそう簡単には修復できませんから…(難)。

 ※今日のニュースでガラス張りの知事室を見ようと長蛇の列になっている風景が出ていましたが、私は冷めた目でしか見られませんでした。ガラス張りにして知事の姿は良く見えても、肝心の政策はさっぱり見えなかったのですから…

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